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★☆★ 書く力、書く参加!
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★          市民ライター通信
☆ 2009.4.20
---------------- http://f-ts.bb4u.ne.jp/~writer/  ★ 第67号★☆★
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■まいど おおきに!■
 今年の桜の開花、予想していたよりも遅く結局例年どおりでしたね。また一気に開花したぶん、早く散ってしまったような気もします。そして桜の季節が過きたかと思えば、30度を超す日がありました。こんな時期体調を崩しやすくなります。くれぐれもご自愛ください。

/////////////////////■□■ も く じ ■□■///////////////////

【1】論・RON・ロン
    年少者を「〜選手」と呼ぶことについて  ………………… thayama
【2】オバチャマは市民ライター (33)
    責任のはき違え?責任感とは ………………………… オバチャマ
【3】自分史「大阪ベイエリア」(6) 大正区編 
    ♪見上げてごらん夜の星を♪  ………………………… トミ〜さん
【4】チョットかがく(5)
    浄水器をかがくする(1)  …………………………………   OHE
【5】私のスピリチャル体験 第24回  ……………………………… 有明弥
【6】生活に役立つ下水道豆知識 (3)
    大雨が降っても大丈夫? …………………………  マンホールマン
【7】詩・家族が一番 …………………………………………… 陣内 三朗
【8】編集後記


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■【1】 論・RON・ロン ☆彡
□       ◆ 年少者を「〜選手」と呼ぶことについて ◆      
■                           ★彡☆★
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                                           thayama

どんな話の成り行きだったか忘れてしまったが、先日40代半ばの新聞記者、山中氏(仮名)と、年少者(後輩)に対してどのような呼び方をするのか、について話をしていた。彼が入社して初めて地方の支局に配属されたとき、デスクから「山中君!」ではなく、「山中選手!」と呼ばれていたとのことで、「他の人にそんな呼び方をされたことがなかったし、それ以降そんな呼び方をする人に出遭ったことがないのですが、あれは何だったんでしょうね?」と、訊くともなく訊かれた。

実は一時期、ぼくも若い友人の姓に“選手”をつけて、「吉田選手」とか「梶原選手」などと呼んでいたときがあった。これはぼくのオリジナルではないと思うので、誰かがそういう後輩の呼び方をしていて、それを真似たものだと思うのだが、誰の言い方を真似たのか、またなぜそうしたのか理由もわからない。

つらつら考えるに、ある程度付き合いがあって、しかも対応にある種の節度が必要な年少の相手をどのように呼ぶのかはなかなか難しい問題である。例えば、呼び捨て、つまり「吉田!」「梶原!」というのは余りにも先輩風を吹かせた部活動チックな呼び方だろうし、「吉田さん」というのも、相手が女性ならいざ知らず、男の場合は「慇懃無礼」というのは言い過ぎかもしれないが“そぐわない感”は否めない。

いちばん一般的なのは「吉田くん」という言い方だと思うが、これではいかにも、自分が相手を年下、目下だと考えていて、ある意味で“上から目線”な感じがするのである。人間関係において、平等・公平であろうとする、戦後民主主義最盛期世代にとっては、内心忸怩たる思いがある。

中学や高校時代、本当に親しい友人同士は「堀井!」のように姓だけの呼び捨てで、「堀井くん」などと呼ぶのはからかい半分の時だけだった。親しい女子に対しても呼び捨てで、さん付けするのは担任同席の時ぐらいだったと記憶している。所属していたタッチフットボール部での後輩の呼び方はもちろん呼び捨てで、そのことで部内の“権力関係”を万全なものにしよう、という無意識の志向があったのかもしれない。

大人になってみると、自分より目下を「君づけ」にするのは、いかにも二人の間の社会的な上下関係を内省もなく追認しているようで、心理的な抵抗が生じる。呼び捨てにするのはいかにもメイルショウビニスト(男権主義者)的である。そこで、別の言い方を探してみるのだが、日本語には適当な言葉がないのである。……で、苦肉の策として「松田選手」という年齢イデオロギーを感じさせない呼称が登場することになる。

ここからはまったくの当て推量なのだが、この言い方がある程度普及したのは、東京オリンピックか、王、長嶋、村山、稲尾といった名選手が活躍したプロ野球全盛期ではないかと思う。つまり、目下の呼び方に苦心していた目上の人たちのなかの誰かが年少の同僚を呼ぶのに「長嶋選手」とか「三宅選手(東京オリンピックで活躍した重量挙げの選手もしくは阪神タイガースの三塁手)」という言い方を拝借したのではなかろうか。どなたかそのあたりの事情に詳しい方はいませんか。おられたら、ぜひこの呼び方の起源を教えてください。


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☆                        ★彡☆彡★彡
★【2】オバチャマは市民ライター (33)         ☆★彡
☆                                     ☆★☆★彡
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     ■ 責任のはき違え?責任感とは ■ 
          
                                        オバチャマ

出勤する直前に腹痛がおそった。どうする?休む?状況はいろいろだから臨機応変になんだけど、友人Aさんの怒れる実例をひとつ。オバチャマは取り敢えず「ほうれんそう」かな。

AさんとBさんは週2〜3日、パートタイマーとして夕方5:00から夜9:30まで同じ職場で働いている。Aさんは3年目、Bさんは新入りでまだ1か月。仕事は貸ホールや貸教室の受付やレジ、機材の貸出しや電話の応対、接客、施設管理など難しいものではないが、問題は、この時間には他に社員はおらず2人だけでやらなければならないことだという。6人のシフト制、1年間のローテーション表は渡されているそうだ。

Aさんが15分前には出社し、いつものように仕事に就いていたとき電話が鳴った。Bさんの夫からだった。「妻が出勤の前にトイレに行ったら急に腹痛を起こして直ぐにはいけない。30分ぐらい遅刻するからヨロシク」というものだった。
「30分くらいって、30分以内ですよね」
「30分は過ぎるかもってことでしょう」
「休むなら休むと言ってくれると、他のひとに連絡とって代わってもらえるのにな」
と上司がいう。40分過ぎても連絡もない。ちゃんと来るのかなとみな不安。

「具合が悪い人に来られてもって感じですよね。何かあって救急車なんてことになったら困っちゃうし。無理して来られても仕事できるのかな。仕事二人分こなして、その上Bさんの面倒をみるなんて無理ですよ」とAさん。それにしてもとっくに40分過ぎているのに何の連絡もない。「どうなっているのか分からないから、連絡とってみましょう」と上司。携帯に出ない。家の電話にかけてみると、Bさんはまだ家にいた。今から行くところだという。

1時間遅れてようやくBさんは到着。彼女いわく、「ご迷惑をかけるとまずいと思って、何としても行かなくてはと思って来ました。主人にも、腹痛くらいで休むなんて無責任だ、我慢していけと言われたし……」彼女の話はゆったり続く。どうなるか分からないからと待機していた上司と社員は、半ばあきれ顔で話の終わるのを待った。

「腹痛で遅れるくらいなら、休むと言ってくれた方が助かるんですよ。すぐに他のパートさんに電話して交替できるかどうか聞けるから。無理して来てもらっても、腹痛がひどくなって救急車を呼ぶようになったら困るでしょう。仕事ができないなら、Aさんがひとりですることになってしまうし。まあ、あまり無理しないように仕事よろしくお願いしますよ」そう言って上司は帰って行った。

「人のことを考えるならね、すぐに休みますというのが一番責任感がある人だと思うの。彼女がいなくても、代わりの人はいるもの。病人に来られて何の利がある? さっさと見極め、無理をしないで休んでくれる方が対処しやすいでしょ。連絡も入れずに曖昧のままじゃ、他を当たることもできず、結局、30分といいながら連絡もしないで40分過ぎても来ない。なんで連絡の電話ひとつ入れないのよ。たっぷり厭味言っちゃった。無理してくるより、すぐ連絡入れて休んでくれたほうがいいのよって」とAさん。

「ほう・れん・そうはやっぱり大事。状況ほう告、頻繁にれん絡、上司・仲間にそう談ってことでしょ。そうすれば、Bさんは別のひとと交替できて体に無理せず休めるし、上司からは『お大事にね。無理しないで』と優しい言葉をかけてもらえ、その上1時間分の減給もなしだったのにね」と彼女は苦笑しながら語った。結局Bさんは、その日使いモノにならなかったらしいのだ。

緊急時にどうするか。一番責任感のあるのは誰だったのかな。あっ!大変だ!また原稿の締切過ぎちゃった。オバチャマにはひとの責任なんて問えませんでした。ごめんなさ〜い!


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■【3】自分史「大阪ベイエリア」(6) 大正区編
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        〜 ♪見上げてごらん夜の星を♪ 〜
                                           トミ〜さん

昭和26年生まれの私は、大正区小林(町)にて小中学生時代を過ごした。楽しい思い出など何もない時代である。貧しさで悩んだこともあったが、あまり大きな問題ではなかった。生きていくことだけを考え、いかなることがあってもあまり動揺はしなかった。早く大人になり家を出ることだけを考えた。親父の姓を名乗るだけでも嫌な時代であった。

私にはほかにも悩みがあった。一つは、人より運動神経が極端に劣っていることである。祖母や叔母からは「あんたは病気でほかの子供より立ち上がるのが遅かった」と、聞かされたことを覚えている。それが原因か、わからない。体育の時間が嫌でいやで仕方なかった。鉄棒もマット運動も跳び箱も大の苦手である。走ればいつも最下位。見事なぐらいの「運動オンチ」である。

もう一つは「赤緑色盲」であった。日常生活に支障は来さないが色彩感覚がなく、色盲検査では人と違う「数字?」を発していた。中学時代にピンク色のカッターシャツを着用し登校したこともある。「色盲」は職業選択や進学などで制限「差別」を受けると聞いたこともあった。悩んだ時期もあったが遺伝ではしかたない。

中学校時代の成績はクラスで10番前後の成績である。中学1年から3年まで生徒会役員に立候補し、3年生後期には生徒会会長に当選した。中学3年後期は、ほとんどの生徒が受験勉強のため生徒会には立候補しない。私は高校にも行く気もなく立候補したため当選した。今から考えると、3年生の生徒会役員はあり得ない「滑稽な話」である。

高校進学など考えることもなかった私は、数少ない就職組であったが卑下することもなかった。高校進学など眼中になかった。早く仕事をして家を出ることが先決問題である。中学3年の会社訪問において、進路指導の先生が私に対し「夜間高校はどこ」と、尋ねられた。私は夜間高校の存在すら知らなかったし、担任の先生も知らせることもなかった。あの時の進路指導の先生の言葉がないと「中卒」の学歴で生涯を終えるかもしれなかった。

進路指導の先生の助言で私は西区の定時制高校に4年間通った。もちろん昼間は朝早くから仕事をした。クラブ活動は「陸上部」と「演劇部」に入部したがすぐに「陸上部」一つに絞った。走ることだけでも何とか人並みになるため毎日頑張った。その成果が4年生の駅伝大会であらわれた。個人で区間3位、チームは準優勝に輝いた。その時のキャプテンである。

定時制高校に通って本当によかった。坂本九の「見上げてごらん夜の星を」が定時制高校時代の私の愛唱歌である。楽しいこともなく精一杯生き抜いたこの時代。何が自分を支えたのかわからないが、この歌が自分を少しは支えたことは事実である。九ちゃん、ありがとう。御巣鷹山で静かに眠ってください。この時代がなければ今の自分は確実にない。大好きな街「大阪ベイエリア」。


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■【4】チョットかがく (5)         ☆彡
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          ■ 浄水器をかがくする(1) ■
                                            OHE

浄水器は、より美味しく、そしてより安全な水への欲求から多くの家庭で使用されている。今回は浄水器をかがくする為の予備知識として水道水について考えてみたい。

蛇口の段階で水道水には殺菌のための次亜塩素酸が残存している。これは水道水が浄水場から配水される直前に殺菌のため添加されたものだ。次亜塩素酸は水が水道管を流れていく中、徐々に減少し、浄水場から長距離になるほど濃度が低下する。全ての蛇口において有効濃度(0.1mg/L以上)になるよう添加量は調節されている。このことは水道水への病原菌の汚染を防ぐために必須である。一方、水道水の塩素臭の原因はこの物質で、水道水不評の大きな原因となっている。水道水中の次亜塩素酸濃度が0.4 mg/L以下であれば、水温にもよるが飲むとき、塩素臭はあまり気にならないと言われている。しかし、水道源水の質が悪い場合に添加量が増された場合や、あるいは浄水場に近い地域では塩素臭を感じる割合が増す。

カビ臭も水道水の評価を低下させている。原因は水道水源に異常発生したある種のバクテリアから放出されるジェオスミンや2-メチルイソボルネオールと呼ばれる物質である。ダム、湖沼、貯水池など水の流れが停滞した水域の富栄養化が主な原因とされている。水道水のカビ臭のピークは1990年代始めで、以後下水処理の普及による富栄養化の改善あるいは浄水場での活性炭を用いた水質改善対策により現在は大幅に減少している。カビ臭の原因である両物質とも学校プール一杯の水に耳かきすり切り一杯程度の添加で臭気が感じられるといわれている。基準値でいえば0.00001mg/Lである。

水道水は生涯使い続けるのもので、発ガン物質や慢性病の病因とされる物質が気になるところである。それにはカドミウム、鉛、水銀や6価クロムなどの無機物質とダイオキシンやトリハロメタンあるいは各種の有機溶剤や農薬など有機物質がある。この問題は下水道や地層から水道水源への流入により水が汚染されることが原因の大部分であるが、浄水処理の過程で発生するトリハロメタンや通水管の成分の溶出による鉛などの例もある。

重金属や有機物質を扱う工場や施設が、廃水を放流する際、排水基準を満たすレベルまで重金属や有害物質の排出を減らせば、結果として水道水の有害物質濃度は低下する。農薬も地層を通して水源をよごす可能性ある。農地やゴルフ場での農薬使用を控え、より分解性の高い農薬を用いれば農薬による水道水汚染は低減する。トリハロメタンは浄水場で、次亜塩素酸による殺菌・酸化の際にこれが水中のフミン質と呼ばれる有機物と反応して生成する。現在はトリハロメタンを生成しない殺菌・酸化法としてオゾンを用いる浄水場が増えつつある。鉛は通水管の材質をポリエチレンやステンレスなどの安全なものに変える以外に有効な対策はない。

水道水には健康に悪影響をもたらす物質について、また水の色,濁り,臭いなどに基準値や水質管理目標設定項目を定めている。これには世界保健機関(WHO)が飲料水の水質基準を設定するに当たって広く採用している内容を基本とし、日本の実情を考慮し、健康に影響が生じないとする値を設定している。基本的には水道水がこの値をクリアしていれば安全な水と解釈して差し支えないと考えられる。

実際の測定値がこの基準値に対してどのような値を取るか、例として大阪市営水道の直近の分析値を見てみると、基準項目は今まで述べてきた物質を含め51あるが、その何れにおいても基準値を満たしていた(http://www.city.osaka.lg.jp/suido/category/989-1-0-0-0.html)。また全国自治体の測定値を集計したものでも基準値を超えている例はわずかである(http://www.jwwa.or.jp/mizu/)。このように見てみると、水道水はかなり安全であり、その品質は徐々にではあるが改善されていることが分かる。しかし、塩素臭や鉛混入等、危惧しなければならない問題点も見受けられる。次号では家庭用浄水器がこれらの問題点にどの程度対処できるか考察するつもりでいる。

単位について  1g=1000mg 水1L=1000g
        1mg/Lは1ppm (100万分の1の意味)


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☆【5】私のスピリチュアル体験 第24回    ☆彡  ★彡
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                                            有明弥

先日友達に誘われて、京都の祇園に「みやこ踊り」を観に行ってきました。以前の私ならこんな誘いもなく、もしあったとしても断っていたでしょう。観劇なんて考えたこともありませんでしたが、自分から観てみたと感じたのです。

女性になりたいから、無理して自分の考えや趣味を変えているわけではありません。自分でもおかしいのですが、かつて好んで見ていたスポーツのテレビ番組もほとんど見なくなりました。美術館には行っていましたが、見ている視点とか、関心を持つ素材が、明らかに違ってきています。以前は単に綺麗だなと感じる程度でしたが、最近は自分が気になったりすると、立ち止まりしばらくそこから動かないことがあります。

「みやこ踊り」を観たいと思った自分が、可笑しく思えましたが、変化している自分に気付くことができました。あの優雅で艶やかな踊りを観ている最中に、「ああ、綺麗だな。私もあんなふうに踊れたらな」、そんなことを考えている時に、素直になれていると同時に、変化している自分にも気付きました。そして観ながら、少しの間だけトランス状態になっていました。
 
みやこ踊りを観に行ったことを、知り合いになにげなく話しをしました。みやこ踊りにはあまり興味がなかったようで、返ってきたのは、「舞妓さんって、なんであんなに面倒な化粧をするのかな」でした。私は「綺麗に見せるためだと思う」と答えようとも思いましたが、その時は言葉を濁して答えませんでした。後で再度何故なのか考えてみましたが、単に他人に見てもらいたいだけではないのではと思えました。

単に綺麗に見せたいのであれば、セックスアピールとなんら変わりなく、「私を見て、見て」だけのような気がします。女性が綺麗にするのは、自分のため、そして自分の心のためという感じがします。

私は、交尾とセックスとは違うと思います。人は交尾をしたいためにセックスアピールするのではなく、また着飾った外見を見て欲しいためだけではなく、その内に秘めた美を楽しんで、セックスという時間を共有したいのだと思います。それがいかなる形態(見つめ合う、そばに居る、思いあう、もちろん男女関係なく)であったとしても、その時間を共有できていれば、それがエクスタシーなような気がします。人に与えられる贅沢な嗜好だと、私は思いたいのです。

もちろん人も本能を持っているので、交尾活動に至ることもあると思います。しかし、女性にしろ男性にしろ、自分が綺麗になり強くなって、人に見せるのが、単にセックスアピールしたいだけであれば、何か私は寂しい感じがします。

そこには、もっと心豊かな自由な空間があって欲しいと、私は願います。そして私はそうしたいと思っています


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■【6】生活に役立つ下水道豆知識 (3) ☆★☆ 彡
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          ◆ 大雨が降っても大丈夫? ◆
                                      マンホールマン

僕はマンホールマン。下水道啓発紙芝居「マンホールマン」の主人公です。今回は「浸水対策」について話します。みなさんは、雨が降れば雨水はどこに行くかご存じですか。専門知識がなければわかりません。日本の都市では山間部を除きほとんどの道路が舗装され、大雨が降れば雨水は一気に下水管に流れ込み、一部は河川放流されますがほとんどの雨水は下水処理場に送られます。もし雨水が流れず降ったその場所でとどまったら、みなさんの家は浸水して生活はできません。それどころか人間の生命にもかかわります。現在は浸水被害も少なくなりましたが、局地豪雨により浸水する地域は今なお存在します。また、台風時の局地豪雨は想像を超える雨水が河川に流れ込むため、川の流れが急激に速くなり河川の氾濫を引き起こします。河川の氾濫の原因は川の流れる速さにあります。流れる速さが2倍になると運ぶ力は通常の64倍、流れる速さが3倍になると730倍になるといわれています。河川の氾濫はいくら下水道が整備されていても浸水被害をもたらします。下水道整備とともに河川整備も大切です。

下水道の第一の役割が浸水の防除です。雨水をいかに早く排除するかによって浸水は防除できます。雨を予測し雨水排水ポンプを待機させることも大切です。雨雲の動きが降雨レーダーで察知でき、時間あたりの雨量も予測できますが、施設・設備容量を超える雨水が短時間に降れば浸水被害は発生します。各自治体は排除できる時間降雨量の最大を想定し下水道整備を進めています。今は無駄かもしれないが、子どもたちの未来の安全安心な生活のために必要です。日本は四季の移り変わりがはっきりし、梅雨も台風も確実にきます。過去の台風や局地豪雨で多くの方が被害に遭われました。その被害を教訓に各自治体で下水道整備が進められています。

大阪市では概ね10年に1回の大雨(時間60ミリの降雨量)に対応できる施設整備を進めています。大阪市は上町台地を中心としたすり鉢型の雨に弱い地形になっています。そのため、排水ポンプ場(抽水所)57か所、下水処理場12か所が市内に点在し有機的な結びつきにより市民の生活を守っています。さらに最大内径6.3〜7.5メートルの「なにわ大放水路」「土佐堀〜津守下水道幹線」「淀の大放水路」の建設により、雨水をいち早く地上から排除し送水・貯留する施設の整備を進めています。さらに浸水に対する被害軽減策のひとつとして、降った雨水をその場で貯留し、雨水の流出を抑制する雨水貯留タンクの市内における普及促進を図るため、購入費用の一部を助成するための「雨水貯留タンク普及促進助成制度」も設けられています。大阪市は室戸台風(1934年)、ジェーン台風(1950年)、第2室戸台風(1961年)で大きな被害を受けました。今は大丈夫です。大雨が降っても頑張っている人々がいます。ご安心を……。


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■【7】詩                ◆彡◇彡
□                          ◆彡★彡
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    ■ 家族が一番 ■

                  陣内 三朗

やっぱり家族が一番です
家族以外の周りの人々への
気遣いに欠けている私ですが
それでも家族への
気遣いを一番にしています

ボランティアが
十分に出来ていない私ですが
家族の事ができての事だと思うのです
家族で愛が広がれば
それが周りに
お隣、ご近所へと少しずつ
広がっていくのではないでしょうか

家族の事が十分に出来ていない私なので
まず、身近な家族に意識を向けたいと思います
皆さんはどうですか


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★【8】 編集後記                     ★☆★
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昨日NHKのニュースでも、今YouTubeで世界的に話題になっているスーザン・ボイルについて触れていた。話題の映像は、中年女性の彼女がイギリスのオーディション番組に登場したもの。彼女の歌のすばらしさだけでなく、まさに見た目で人を判断してはいけないと人々に感じさせたこともあるのだろう。テレビコマーシャルで時折歌声を聴くテノール歌手ポール・ポッツも、見かけではなく実力で、この番組でチャンスを掴んだ。でも、知らないとなんとなく見た目で判断してしまっていますよね。(スー)
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