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市民ライター通信より
2冊の本が出版されました!





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★☆★ 書く力、書く参加!
☆★
★          市民ライター通信
☆ 2008.2.20
---------------- http://www.f-ts.bb4u.ne.jp/~writer/ ★ 第53号★☆★
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■あなたも市民ライターに!■

市民が社会に向けて情報を発信するには、書くことが不可欠です。
多くの市民活動はそこから始まっています。《書く力》を養い、
《書くことで社会参加する》市民ライターになりませんか。
                  
  ========= 市民ライターのイメージ ==========
       
* 書くことによる社会的な発信が大切だと考えている。
* 心情吐露だけに終わらず“レポート性”のある文章がかける。
* ペンが剣よりも強い世界にしたいと思っている。

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■まいど おおきに!■

 年が明けたかと思っていたら、2月も終わろうとしています。今年に入ってこれといったこと何も出来ていないのに。。。でも、こうして年を重ねていってしまうのですね。まだ10ヶ月あるので、今からでも遅くないと、自分を叱咤激励していきたいと思っています。

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【1】地球を見つめて〜なんちゃって(53) 
     中国の大雪被害におもうこと …………………   かざりえみこ
【2】オバチャマは市民ライター (20)
     ゴミの分別収集細分化に、もうお手上げ〜!……… オバチャマ
【3】「私のスピルチャル体験」 第10回 ………………………… 有明弥
【4】この「段落(パラグラフ)」をほめよ!  …………………… thayama
【5】秋田弁だば まんず おもしれー 
      おんばぐ ……………………………………………… 秋田おばこ
【6】うふふふ・・・ ……………………………………………… フウちゃん
【7】詩  ありがたさ感じて ……………………………………  陣内三朗
【8】編集後記



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■【1】 地球を見つめて〜なんちゃって(53)    ☆彡
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        ■ 中国の大雪被害におもうこと ■
                                      かざりえみこ

インターネット上で中国各地の豪雪・寒波被害の様子を見ました。なまなましい写真に驚き、被害の程度や経済被害の状況などを知ると、気の毒で仕方がありません。時期がちょうど旧正月・春節と重なりました。遠く離れた親兄弟に会いに行こうとやっとたどり着いた駅は雪の中。混雑する駅舎の外で、仮設トイレに並ぶ人たち、何時間も何十時間も来ない列車を待つ人たちを軍の兵士がガードして混乱を防いでいる様子、そして先を争って列車に乗ろうとしている様子、どれを見ても胸が痛みます。ただ待っているうちに休暇が終わり、結局、故郷に帰れなかった人たちもたくさんいたそうです。人々の去ったあとのゴミの山も写真になっていました。

香港とほぼ同じ緯度にある南寧市ではバナナ畑が寒波で立ち枯れです。また、貴州省や湖南省などでは農業被害と合わせて、交通インフラの麻痺による、物価高騰の様子も伝えられています。たとえば、カップラーメンが元値の10倍、卵が25倍、キュウリが7倍以上という狂乱ぶりとか。庶民は泣いているにちがいありません。

私は、世界地図帳でたびたび中国のページを広げるうち、中国の地名に親しくなりました。オリンピックが開かれるからではありません。中国にはいくつもの少数民族が住んでいて、それぞれが固有の民話を持っているからです。国立民族学博物館名誉教授で、中国諸民族の民間伝承を研究されておられる君島久子先生が書かれた膨大な著書のうちのたった数冊なのですが読んでいて心が躍るような興味を抱きました。日本起源と思いこんでいた昔話とそっくりの話が、あの広い中国のあちらこちらに少しずつ形をちがえて伝承されていることを知りました。チワン族、ミャオ族、リー族、イ族、タイ族……。その人たちが住んでいる土地や、お話に出てくる山や湖、河などを地図で探しているうちに、地名のいくつを知りました。そこではかつて、人形がものを言い、イヌが語り、人妻が天に帰り、あの『シンデレラ』の最古の話だってあるのです。

数千年のあいだ、数え切れないほどの天変地異を経ながら、民族の悲しみや願望から生まれ「生きる知恵」として後世に語り伝えられてきたのが民話でしょうか。その民話のふるさとに住む人たちが、いまもまた、非情な気象災害を受けました。しかるべき援助のもとに立ち直ってほしいと願っています。



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☆                    ★彡☆彡★彡
★【2】オバチャマは市民ライター (21)       ☆★彡
☆                             ☆★☆★彡
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    ■ ゴミの分別収集細分化に、もうお手上げ〜! ■ 
                 
                                      オバチャマ

オバチャマの住んでいる地域では、2月からプラスチック製容器や包装が、一般ゴミと別枠になってペットボトルと一緒に収集されることになった。年末に分厚い冊子が配られ、年明けに説明会が開かれ、2月にスタート。その分け方は、区別がはっきりしなくて物凄〜く難しい。主婦のプロたるオバチャマにだってよくわからない。お年を召した方々には精神的負担も大きくて、すっかりお手上げみたいなの。ごみ収集も週3回に増えた。ゴミに振り回されているって感じ。こんなの人に優しい生活っていえるのかな。

プラスチックの焼却処分はガスを排出するからと作られた「容器包装リサイクル法」なるものに従って、こんな風に三者が責任を持って実践することが義務づけられたんだって。
  「分別排出」は市民が
  「分別収集」は市が
  「再商品化」は事業者が     

未来に豊かな世界を残すために、持続可能な循環型社会を実現しようと書いてある。ここで、頭文字の好きなお役所らしく「4つのR」ときたね、
  1番大切なのは →Refuse:リフューズ断りと Reduce:リデュース減らす
  2番目が    →Reuse:リユース:繰り返し使う
  3番目は    →Recycle:リサイクル:再利用

そりゃあ地球を守りたい、生活を護りたいから協力するよ。確かにペットボトルは便利だし、ラップはレンジでチンには最適だし、カップのプリンも好きだだけど。でもね、何で消費者ばかりが頑張らなくちゃならないの。わざわざリフューズ(断る)しなくたって、そんな要らないものは売らせなきゃいい、作らせなきゃいいじゃないの。無ければ消費者は買わない。あっても同じジュースがペットボトル入りだと紙パックより10倍も高いとか、わざわざ二個ずつトレーに入ってラップされたリンゴが、そのまま並んでいるリンゴの20倍も高値なら、買う人は格段に減る。

そこで考えてみなくちゃね。ペットボトルやトレーは本当に必要か。なぜ、処分に困るそんなトレーやパックやぺットボトルを消費者が買いやすい使いやす
い環境にして置くのか。莫大な税金をかけてリサイクルプラザまで建設してリサイクルを進めるのが、本当に一番環境優しい方法なのか。あの「容器包装リサイクル法」にこんな風にプラスしてはどうかしら。
  「ゴミになるものを作らない」は企業が、
  「不要なものを売らない」  は商店が

こうして五者が責任を持って実践すれば、完璧なゴミ対策になるんじゃなくて? ゴミを処理する工夫よりは、ゴミを出さない工夫、それよりいいのは、ゴミになるものは使わない、もっといいのが作らないだと思うのね。ゴミ処理のおかげで、得する人がいて、儲かる企業があるんじゃ、なかなか実現は困難かもとは思うけど、ゴミの分別に神経を使っているよりは、臭いものは元から絶つのが賢い方法じゃないのかな。

オバチャマはプラスチック容器入りはできるだけ買わなようにしたいと思うけど、でも、いつの間にか、近所の八百屋さんや魚屋さん、肉屋さんが姿を消して、大きいスーパーしか周りにない。だから、せめてエコバックを持って、トレーを断る勇気は持ちたいと思っている。分別収集を楽にするためにもね。それにしても、信頼できるかどうかの問題も大きい。エコに胡散臭さが伴ううちは、本気になれそうにないもん。だって、この前まで、本市の焼却炉は高性能になったから、わざわざ分別しなくて大丈夫と確かに言われたのよ。ホントの理由、何か隠してなあい?


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★            ☆彡             ★彡   
☆【3】「私のスピルチャル体験」 第10回  ☆彡     ★彡
★                                ☆★☆★彡
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                                        有明弥

 2月14日はバレンタインデーでした。女性が男性に愛の告白をしていい日だそうですが、男性はいつでも愛の告白ができるということになります。私もかつては、男として女性を好きになり、思うままに愛の告白し、女性を自分の所有物のように思っていました。男としてそうしなければいけないと、信じこんでいたのです。

 本当に心から愛を感じ告白していたのか、今振り返れば疑問を感じます。今まで、誰かを本当に愛したことがあるのかさえわかりません。私は人を愛することができないのではないか、不安に思ったこともありました。
 一方、親や兄弟も、愛さなければいけないと思い込んでいます。そんな私が、愛について何か書けるのか自信がありません。この先、愛をわかるようになるか、このままわらないままなのかも、私にはわかりません。でも、今はわからなくていいのです。わかるために思い迷ってみたいのです。

 そこで私の愛の現状を書いてみたいと思います。私は女装して、女として生
きて行きたいと思っています。そう言うと、多くの人は私の愛の対象は、当然男だろうと考えます。そんなに簡単なものなのでしょうか。そのように考えることは、多数の論理ではないでしょうか。
 同姓愛者の数は、全人口の3%〜10%と言われています。この数字を「問題ないんじゃないですか」とか「私には関係ない」と受け止めるのではなく、一人ひとりが「自分は本当に愛について感じ、考えているのか」を見直す機会だと思うのです。私は同姓愛がいいとか、薦めているのではなく、人間愛とは何なのかを考えることが重要だと思っています。

 私は今一人暮らしをしていますので、生活は気ままで、精神面も楽です。しかし、一人でいることの味気なさ、辛さ、寂しさが入り混じって襲いかかって来ます。そして、この表現しようのない感覚があるからこそ、自分が人を愛することを真剣に考えました。自分を抑制したり委ねたりするのではなく、自分が自立した精神を持ち人に接していくことで、同じ感覚を理解し合い共有できることが、愛と思えるようになりました。
 今私は、性別に関係なく人と会話し、自分なりの愛を感じています。できればその感覚を共有できる人がいれば、もっと幸せだと思います。ただ、愛についてまだわからないこともあり、苦しんでいる状態は続いてはいます。

 こんなに穏やかに自分のことを語ることができることは、不思議な感じさえしています。過去の私は、ゲイ、レズビアン、女装者、無関心、拒否、人権について悶々と悩んでいました。しかし私は、自分らしく生きたいと思い、そしてそのため女装することを選びました。世間から、蔑視され、病人・バカと扱われる道を選んだことになります。でも後悔していません、新たな発見と喜びがあり、自分が生きていると実感していますので、自分がトランスジェンダー(身体の性と心の性が違うと感じている人)であることに喜びを感じています。


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■                           ☆★☆彡
□【4】この「段落(パラグラフ)」をほめよ!     ☆★☆彡
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                                     By thayama

「ショウコは、口は悪いが、何事によらず、異なる文化の香りに出くわすと、まず感嘆するという美徳があった。排斥にかかるのではなく。だからまいもショウコの前では構えずに本音が言える。」

 つい最近まで、梨木香歩という作家を知らなかった。大損していたと思う。風邪で寝ていた連休の三日間(2008年2月9日〜11日)に、部屋に転がっていた新潮文庫の『西の魔女が死んだ』を何気なく手に取り、梨木作品にはまってしまった。そして、一気に3冊ほど読んだ。「3冊ほど」と書いたのは、読み
通したのは『西の魔女が死んだ』と『沼地のある森を抜けて』だが、家にあった5冊の作品を拾い読みしたからである。梨木香歩とは、フリー百科事典ウィ
キペディア(Wikipedia)によると、下記のような作家である。

▼   ▼   ▼
 鹿児島県出身。イギリスに留学し、児童文学者のベティ・モーガン・ボーエンに師事する。ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』を愛読書の1つにしており、新潮社より刊行されたガルシア=マルケス全小説『百年の孤独』の解説を担当した。カヤックの愛好者でもある。時に宗教への思いが強く表れるが、特定の宗教には帰依していない。
 主人公が周囲の人物や自然とふれあう事で成長する過程を描いた作品が主である。スローライフに通じる部分が多いが、どの作品も根底に「生命」というテーマがしっかりと存在しており、表面的な描写に留まらない。近年は、他者との間に生じる「境界」や、その境界へのアプローチを模索する作品が多い。児童文学として出版されたものでも表現は決して平易では無いが、逆にそれが何度読んでも味わいがある奥深さとなっており、幅広い年齢に支持されている。
▲   ▲   ▲

 彼女の受賞歴はすさまじいほど。『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『家守綺譚』では本屋大賞3位入賞、『沼地のある森を抜けて』で第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞大賞および第16回(2006年度)紫式部文学賞を受賞している。

 さて、冒頭に掲げたパラグラフは、新潮文庫版『西の魔女が死んだ』の中の2作品(表題作と『渡りの一日』)の後者の方に出てくるものである。『渡りの一日』は、『西の魔女が死んだ』の続編で、どちらも中学生の少女「まい」が主人公である。ショウコはまいの数少ない親友である。
 『西の魔女が死んだ』は、タイトルこそおどろおどろしいが、ホラー小説でもファンタジー・ノベルでもない。イギリス人の祖母とまいの共同生活について書いたもので、少女の精神的な成長がテーマの作品である。二人の共同生活は、まいが学校でイジメにあい、両親が忙しいために、一時避難的に祖母の家に預けられるところから始まる。祖母(「西の魔女」は、まいと母親が付けた祖母のあだ名)は、日本に留学していてまいの祖父と出会い結婚し、まいの母親が生まれる。祖母の日本語は達者で、まいとは意思疎通が十分できている。

 この祖母のモデルは、おそらく梨木が二十歳代に英国に留学していたときの下宿の女主人、クウェーカー教徒の米国人、ウェスト夫人に違いない。梨木は彼女から多くのことを学んでいる。とりわけ、異文化に対して「理解はできないが受け容れる」という徹底的な姿勢。そしてそれを観念上だけのものにはせず、具体的な行動で表わすこと。例えば、彼女が決して理解できない、4人の妻を持てるのにたった1人の幼い妻しか持っていないことを恥じるアラブの男を彼女の下宿に受け入れる、といったことである。嫌悪を感じ愚痴をこぼしながらも、困っている人を助けずにはいられないボランティア精神。 梨木は、夫人のよき薫陶を受けることによって得た異文化受容の要諦を、引用した段落に込めているのだと思う。

 「ショウコは、口は悪いが、何事によらず、異なる文化の香りに出くわすと、まず感嘆するという美徳があった。排斥にかかるのではなく。だからまいもショウコの前では構えずに本音が言える。」
 イジメにあったまいが1ヶ月余りおばあちゃんと過ごしたあと、転校先で親友となったのがショウコである。イジメというのは僅かな差異を理由に始められることが多いと聞くが、差異を排斥するのではなく、まず感嘆するという美徳(「スゴイ!」「面白い!」「へぇ、そうなんや!」と感じ入ること)こそ、受容の基本的な態度だというのである。もし、こういう態度が人間の本然(本
善)であれば、とおの昔に異文化間の争いは今のように熾烈なものではなくなっていただろう。

※『西の魔女が死んだ』は現在、長崎俊一監督によって映画製作が進められている。まい役は新人女優、「西の魔女」をシャーリー・マックレーンの娘、サチ・パーカー、隣人でまいに嫌われるゲンジさん役を木村祐一(キム兄)が演じており、今春以降全国公開予定。


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■【5】「秋田弁だば まんず おもしれー」(秋田おばこ編) ☆彡
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                  ■ おんばぐ ■
                            
                                     秋田おばこ

               
「あの人『おんばぐ』まけて毛皮のコート着てた」とか、「そんなに『おんばぐ』たけるもんでねぇぞ」とか、「雪降るのに、ミニスカートはいて、『おんばぐ』だー」というふうに使います。

おしゃれはおしゃれだけど、見栄を張ったおしゃれ、です。
微妙なニュアンスを楽しんでくださいね。

関西なら、さだめし、「やつし」というところですか?



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□                ☆彡★彡☆彡
■【6】うふふふ・・・                   ☆彡★彡
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                              フウちゃん

電車の中で中年過ぎのオジサンと、若い男性が一杯きげんで話をしていました。


「日本で海のない県がいくつあるか知ってるか?」
「ええと、福島県でしょ。それから埼玉県。滋賀県の三つですね」
「三つのうち福島と埼玉は合うてる。しかしやなあ、滋賀県はちあう。
あのでっかい琵琶湖があるやろ。そやから、滋賀県は海がない県や、て言うた
ら、あかんねん」
「あっ、そうか・・・」 

二人の話はまだまだ続いていました。        



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□             ☆彡☆彡
■【7】詩                ◆彡◇彡
□                          ◆彡★彡
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     ■ ありがたさ感じて ■

                      陣内 三朗


不安なままでも生きている
こんな私でも生かされている「ありがたさ」
恵みのいっぱいある事に気づかされ
ありがたさを感じて

歩けるでしょう
話せるでしょう
聴こえるでしょう
いっぱい いっぱい
「ありがたさ」あるでしょう

何かの力が生かしてくれている
そんな気がします
生きる力を「ありがとう」


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★【8】 編集後記                     ★☆★
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総合病院では、多くのボランティアが活動している。ボランティアだからできることも多くあり、利用者にはとてもありがたい。先日入院に付き添った時のことである。待合所に集められた当日の入院者を、その病院ではボランティアが入院病棟階に案内した。その後、各階の談話室で待ち、看護師が病床に案内する。ボランティアに期待されているのは、A地点からB地点まで案内するだけで、病院内の施設や備品の説明もしない、してはいけないのかもしれない。では、この移動案内は、彼らにとって一体どんな意味を持っているのだろうか。病院が人手を減らすために、無償のサービスを利用しているようにも思えてならないのだが。                       (スー)
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