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☆★☆★
★☆★ 書く力、書く参加!
☆★
★          市民ライター通信
☆ 2007.8.20
---------------- http://www.f-ts.bb4u.ne.jp/~writer/ ★ 第47号★☆★
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■まいど おおきに!■
 先週は、日本のあちらこちらで猛暑。本当に暑かったですね。一気に体力が消耗された感じですが、2週間足らずで9月。ということは、あと4ヶ月で今年も終わり。今年の目標は何も達成されていないというのに。。。まあ、とりあえずの目標として、この夏を乗り切りましょう。
 
/////////////////////■□■ も く じ ■□■////////////////////


【1】論・RON・ロン
     団塊世代は「魁(さきがけ)世代」   ……………………… 魁太朗
【2】地球を見つめて〜なんちゃって(47) 
    暑いときこそおいしいものを食べる!  ……………  かざりえみこ
【3】オバチャマは市民ライター (16)
    期限の切れた恋人たち……だって?!  ……………… オバチャマ
【4】わが町中津その後 ……………………………………………… 霊崎
【5】「私のスピルチャル体験」 第4回   ………………………… 有明弥
【6】秋田弁だば まんず おもしれー 
    へちゃ   ………………………………………………… 秋田おばこ
【7】今月のフフフ ………………………………………………………  風
【8】ハンガリー追想(9) ………………………………… シュー・マームラ
【9】イベントのお知らせ
  1.体験!フィールドワーク市民塾2「大阪の寄付文化と天満天神繁昌亭」
  2.行動する団塊世代のための社会参加きっかけづくり講座
    レクワク・シリーズ「市民プロデューサーになろう!」(その1)
【10】編集後記


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□                                  ★彡
■【1】 論・RON・ロン ☆彡
□       ◆ 団塊世代は「魁(さきがけ)世代」 ◆      
■                                          ★彡☆★
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                                            by 魁太朗

2007年9月19日の読売新聞(大阪本社14版)朝刊5面に、「ボランティア経験 団塊世代の7割」と題する34行の短い記事が掲載されている。それによると、「退職年齢にさしかかりつつある『団塊の世代』の7割がボランティアの経験を持ち、中でも環境や地域活動などへの参加に意欲的であることが、国立教育政策研究所が実施した調査で分かった」とある。

これは記事の導入部なのだが、これを読んで、「日本の団塊世代もやるじゃないか」と思った人も多いに違いない。しかし、読み進めていくと、「ボランティア活動を現在行っている」と回答したのが35.1%で、「以前したことがある」が41.2%なのだが、その内容が、現在活動している人も以前したことがある人も、多かったのは「町内会や自治会の手伝い」(活動している人の19.1%)と「地域のゴミ拾いなどの環境美化」(同17.4%)。

これらはボランティア活動などと呼ぶより、するのが当たり前の社会常識なのではないか。町内会や自治会の手伝い、というのは、おそらく会の役員や何々係りなどを務めることを意味するのだろうが、ほとんどの人は自ら手をあげて(ボランタリーに)しているというより、順番が回ってきたからとか、会長や他の役員に頼まれて“仕方なく”やっているというのが実情だろう。また、自分の生活圏で落ちているゴミを見つけたら、拾って捨てるのは当たり前のことで、ことさら「環境美化」などと、大袈裟な言葉を使うまでもない、大人としての常識の範囲ではないだろうか。

ぼくはこの調査の内容や結果についてトータルに把握しているわけではないので、「ボランティア経験」の中には、例えば「震災時の救援活動」や「ホームレスへの配食サービス」といった、“当たり前”の範疇を超えるものも入っているのかもしれない。しかし、最も多い活動が前述した二つで、「ボランティア経験 団塊世代の7割」と言われても、にわかには信じがたい。

団塊の世代には、町内会の手伝いやゴミ拾いで、「ボランティア活動をしている」などと思ってもらっては困るのである。地域には課題が山積しているのに、税収がどんどん減ってきているので、行政は充分な市民サービスを施せなくなっている。また企業には、営利目的に適わない地域サービスを大々的にやることなどは不可能である。それは、株主に対する背任行為である。

だからどうしても、生活費を稼ぐという日常から離れて時間的余裕があり、人口ボリュームが大きくて、さまざまな経験と知識と能力のある団塊世代が中心になって市民自治の可能性を広げていく必要がある。

ぼくは、団塊の世代は「魁(さきがけ)世代」だと思っている。未曾有の物理的、人的被害の出た第2次大戦後の第1世代であり、戦後の混乱の中で赤ん坊が生まれたとき、世界中の人びとは、これからの平和、そしてこれからの民主主義的な世界を開拓していく先駆けとして、この世代に期待するところ大であったに違いない。

日本の団塊の世代は、経済大国日本をつくりあげるために大いに頑張ってきたと思うが、今やその経済大国の基礎がガタついている。「魁世代」は、生活のための現役を退いても、地域に根づいて、ずっと社会とかかわり続けて行く必要がある。そのためのきっかけ作りに最適の講座が後述されているので、興味のある人はぜひ参加してみてはどうだろう。



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□                             ☆彡
■【2】 地球を見つめて〜なんちゃって(47)         ☆彡
□                                        ★彡   
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         ◆ 暑いときこそおいしいものを食べる! ◆
                              
                                          かざりえみこ

 真夏日、熱帯夜、猛暑日、炎暑、酷暑、残暑……。いくつ並べてみても暑いものは暑いですね。
 ところで、汗をかきながら料理をし、いざ本番で、一心不乱に(?)食べることも、暑気払いの最上策。半分やけっぱちですが、やってみたら思いのほか効果がありました。
 かといって肉類をふんだんに使ったボリュームたっぷり、というのは当方、もう卒業。あっさりとしたお刺身やお寿司も「主義」として、真夏は遠慮しています。まずは火を使うところからいきましょう。

 先日は、紫蘇の葉、ゴーヤ、ナス、甘長トウガラシ、カボチャで天ぷらを揚げました。ゴーヤと甘長トウガラシはプランターで育てています。摘みに出て蚊に刺されましたがこれも一興です。一心不乱でフライパンと格闘で、山盛りの揚げたてに大根おろしをたっぷり添えて食べました。幸せいっぱいで暑さが飛びました。
 冷たいそうめんをツルツル。これも、大鍋で湯を沸かすところからはじまります。吹きこぼさないよう火の前に仁王立ち。ザブザブと水を流してゆで上がったそうめんを洗うのも至福の時。水不足の夏なら気が引けてできないでしょう。
 
 友人から“そうめんカボチャ”をいただきました。先端は丸いけれどラグビーボールに似た形。クリーム色のかたい皮。話には聞いていましたが、手にするのは初めてですから、張り切りました。三センチほどの輪切りにして、水から入れて約10分もゆでるのです。そのあと冷水にとってそーっとほぐすと、あら不思議。カボチャがそうめんに早変わり! こっちはとっくに汗だくですが……。
 カボチャといってもその果肉は、本物のそうめんと同じ細さの糸状です。水気を切って、冷やしてから、薬味とタレでいただきました。珍味でしたよ。
 別名、金糸瓜ともいうそうで、3ヶ月くらいの貯蔵も可能とか。デンプンが糖質に変化していっそうおいしくなるそうです。

 この夏、もう一つ、久しぶりに出会ったおいしいものは“鮒ずし”です。もちろん自分で購入しました。そんな私に、友人たちは、高い、臭い、まずいなどとネガティブな言葉を浴びせます。高い、はともかく、臭い、まずいは誤解です。味覚の形成される時期に味わう経験をしていないと、この手の発酵食品はなかなか受け入れられないそうです。
 左党の人は、日本酒の冷酒と相性がいいと言いますが私はそうもいきません。熱いごはんの中に押し込んで数分。それから食べるのが大好きです。舌がとろけるような味わいです。においも味のうち。腐敗と発酵のギリギリ境目だからこその絶品のうまさでしょう。

 このような伝統食を若い人たちに、好きとかキライとかの基準を越えて、かれらの子どもたちにも、食卓で伝統に触れてみる機会をもっと持っていただきたいと思いました。夏場は天ぷらもしない、そうめんもゆでないという家庭が増えているとか。手間がかかっても、汗を掻いても、長い目で見れば食文化の継承という形で「元を取り返すくらい」の値打ちはあると思うのですが、ね。



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☆                         ★彡☆彡★彡
★【3】オバチャマは市民ライター (16)            ☆★彡
☆                                        ☆★☆★彡
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          ■ 期限の切れた恋人たち……だって?! ■ 
                 
                                          オバチャマ

「白い恋人」賞味期限改ざん!それを、雪印やミートホープに並ぶ企業倫理の大問題のように取り上げる人がいるけど、それとは違うとオバチャマは思うのよ。雪印のように輸入牛肉を国産と偽装したり、ミートホープのように牛肉も入れないで牛肉と偽表示して騙して儲けたわけじゃないんだから。

改ざんっていうけど、賞味期限っていうのは、もともと製造者が品質を保証する期限として自分で決めるものなわけ。だから、回収した製品をきちんと検査して(ここが重要だけれど)まだ1ヶ月は全然大丈夫と判断して変えることは、合理的だという意見もあるくらいなの。今回がそれにあたるかどうかは別にして。

包装技術を進めた結果、賞味期限が飛躍的に延びるって事もあるしね。だから、検査に入った札幌市保健所も「石屋製菓は『白い恋人』の賞味期限を社内規定で四カ月と定めているのに、実際には四〜六カ月の三種類あり不適切。賞味期限の設定根拠も不十分だ」としかいえないわけね。

1ヶ月賞味期限を延長すると、石屋製菓はリスクも負うのよ。もし何かあったら、賞味期限内の事故となって、多額の保証をしなければならない。賞味期限を過ぎていたとなれば責任はないってのに。

賞味期限ってのはとっても曖昧。社運をかけて長くも短くもできちゃう。例えば、5ヶ月品質が変わらない商品があったとするでしょ。「賞味期限3ヶ月にしてさっさと捨てさせ、消費者に新しいものを購入させるのも、5ヶ月にして返品の量を減らすのも、それは自由だ〜!」どちらも違法ではないのね。

オバチャマは賞味期限には不満なの。まだまだ食べられるのに、期限が食品を捨てさせちゃうでしょ。開封もしない食品がゴミになっている国、日本。それを助長しているのに確実に一役買っているのがこの賞味期限。お上よ、これでいいのか!この制度について、もう一度見直してみるときじゃあないのかな。

それにしても、製造元の石屋製菓(本社・札幌)が工場の操業停止、全商品回収の措置を取り、商品が店頭から一斉に消えたと思ったら、すぐに「ヤフーオークション」上で、定価1260円の24枚入りの商品に4400円、945円の18枚入りに3400円の入札があったなんて聞くと、日本人のモラルってなんだと口あんぐりですわ。健康被害が一つもなかったからとはいってもねえ。
う〜ん、信じられんネット社会。



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■【4】わが町中津その後          ☆彡     
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                                      大阪市北区 霊崎

 以前、本誌で阪急中津駅高架下芸術村のスポット紹介を連載して頂きましたが、今回はその後の各スポットの近況をお伝えしたいと思います。

1.ピエロハーバー(06-6451-7780 http://www2.odn.ne.jp/sugar-town/)

卓球台が設置されたり(無料)図書スペースや将棋や碁も楽しめる(私がお貸ししています)ようになりました。また奥の空きスペースを利用して太鼓教室もオープンするなど、急がずあわてず少しずつ進化を続けています。最初はチャップリンの巨大な壁画をみて中へ入るのを敬遠していた地元の人達も、PTAのお母さん達がお茶を飲みながら打合せに使ったり、ソフトボールの試合の後親子入り混じって打上げをしたり、徐々に認知の輪が広がってきています。オープンカフェではその他結婚式の二次会や、パーティー、授賞式等がよく行われるようになりました。変わったところでは、オープンカフェのステージで平日夜限定でお客さんを6人以上集めれば無料で20分のライブが2回できるそうです(要確認)。又特設リングを設置してキックボクシングの試合が行われるなど、面白いイベントもありました。ピエロハーバーの魅力はなんと言ってもその広さと何が起こるかわからないイベントの豊富さです。誰でも気軽に入れ時間をつぶせる音楽やアートや演劇が一杯の公共空間といってもいいでしょう。

2.ライブハウス「Vi−code」(06-6371-655)、
アートカクテル(06-6371-0012 http://www.art-cocktail.net/)

「Vi−code」は登録しているアマチュアバンドの数が700を越え連日ライブが行われ若者たちが集まってきます。
アマチュアバンドの登竜門として大阪からメジャーに育つグループが出ることを願っています。オーナーの西尾さんは中国にも進出し、アンディー・ラウのツアー公演にも参画しておられ、多忙な中ギャラリー「アートカクテル」も数件隣の高架下にオープンしました。毎年、阪急中津駅前公園で一緒に開催し多彩な催しで毎回好評を得ている「中津deまつり」も今年で4回目(11月10日予定)を迎えていますのでぜひお越しください。

3.オリエント楽友ホール(06-6452-0982 http://www.gonglin.com/)と
BMT(06-6453-1026 http://www.bmt-studio.jp/)

オリエント楽友ホールは、中国の音楽家コンリンさんが総監督を務める中国楽器のオーケストラ「華夏(ホアシャ)」のレッスン場。楽団員総勢80人全て日本人の編成による中国楽器のオーケストラは世界でも初のケースです。昨年は10回目の定期演奏会をあの兵庫県立芸術文化センターで実施。ゲストは映画ラストエンペラーの主題歌を演奏した著名な二胡奏者 姜 建華さんを迎え、大ホールを埋めた観客を魅了しました。


BMTはブロードウェイミュージカルのダンスレッスン場。ブロードウェイミュージカルのカリスマとして著名なボブ・フォッシーの直弟子ジャン・ミネオが直接指導するダンスレッスン場として知られています。昨年はオーディションに合格したダンサーの卵たちを半年間の猛練習で鍛え抜き、期せずして同じ兵庫県立芸術文化センタでフォッシースタイルのミュージカル公演を昼夜2回実施。いずれも成功を収めました。

 これらのスポットを広く知っていただくために、中津に昔からある名所、旧跡や見どころ、ユニークなお店も紹介した、中津探検マップを作成し配布しております。(ピエロハーバー、アートカクテル、ナノ・ギャラリーに置かせていただいていますので、ご来店の際ご自由にお持ち帰りください)。

 今年は月刊誌「大阪人」8月号で50数ページにわたって中津特集を組んで頂きました。
 大阪駅北コンテナヤードの開発も始まり中津がさらに都心から近くなりつつありますが、「通り過ぎる町」「八百八ガードの町」中津のよさを残した開発となることを願っています。



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★                       ☆彡             ★彡   
☆【5】「私のスピルチャル体験」 第4回  ☆彡     ★彡
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                                             有明弥

 初めてレディースのサンダルを買って一年が過ぎました。今でも思い出すドキドキ感、あれは新しい私の始まりだったのかも。男は足が大きいという固定概念を捨てきれずに、もしかして履けるのではと思い町を彷徨いました。洋服を購入した時のようにレジをすませることができず、試着させてくださいと一声かけられず、歩いていました。すると、有名ショップの店員さんが強引と思える感じで 私を店の中に招き入れ、そして「これ履いてみて」とカラフルなサンダルを足元に差し出しました。
私 「入らないです」
店員「だいじょうぶ」。
おそるおそる足をすべらすと履けました。
店員「ね、お似合いですよ」
私は内心嬉しいような、はずかしいような複雑な感じでした。
店員「歩いてみてください」ぎこちなく歩きました。
店員「足が綺麗だからいいですね」
お世辞でも嬉しく、舞い上がって購入しました。

 その店員さんとは今でも付き合いがあります。後日聞いた話では、男だと分かっていたが、欲しそうにしていたし、迷っていたのが分かったから声をかけたらしいのです。あっけらかんとした人で助かり、迷っていた自分が恥ずかしくなりました。私はその人の強引さがなければ、こんなに自信を持つことができなかったかもしれません。感謝しています。 

 一年を振り返っていろんなことがありましたが、整理してみます。
カミングアウトすることになった経緯は、2005年8月にあった心理学のワークシッョプで、今までの自分の守っていたものが崩れていき、なぜか涙が止りませんでした。その時はまだ何も見えませんでしたが、なぜか自分の中で崩れていく物を感じながらも、すがすがしい風を感じました。それは十分に気分がよかったし、その感じを持ち続けることができました。それからの私は、その感じの中で日々過ごすことになっていきました。
 数ヶ月たった頃、その感じが何かを伝えたがっており、それが何かフワッとしたものでしたが、しっかりとした力で私を動かそうとしていました。たぶん私の魂(現世においては今の私の身体の中に居るが、前世において何かを持ったまま、あるいは何か処理できないままの感情を持っている)が、そうしていたのだと今は感じます。

 それから、今まで自分がしがみついていた、大切だと思っていたもの(男は強く家庭を守る。女は男に尽くす)と、今感じている力との戦いが始まり、一年が過ぎようとしています。
 その結果は、現実の社会は男と女のどちらかにかぎられた社会であることを改めて痛感し、集団からはみ出すといかに辛く大変なことかを身体で感じました。半年前ぐらいは、やっと自分らしくなれたと、はしゃいでいましたが、落ち着いて自分を見ると女装することにたいしての偏見を感じました。それに、自分でも私は異常だと思いだし、もっといえば自分の中で自分以外のマイノリティを差別していることにも気づき、情けない気持ちでいっぱいになり、はしゃいでいられなくなりました。

 たしかに女装して出かけることは、楽しく自分らしいと感じています。しかしそれは自己満足の世界でしかなく、まだまだ受け入れてもらえる社会ではなかったのです。また、私を私が受け入れていなかった、じぶんは女性になりたい、見られたい。裏返せば、男性としてあつかわれたくない、見られたくない。これは現代社会の男と女の二分主義に洗脳されている証拠です・・。
 なぜ、男と女以外の第三のジェンダー、セクシャリティが存在しないのか。私の身体は、男性。今のところ何も手を加えてなく(女性ホルモン、整形等)、これからもあまり積極的には考えていません。ただ、精神的には女性だと思うことで楽であり、当然社会的にもそう見られたいと思っています。
 これは、人間一人ひとりが少しずつ違うものをもっているから、生も性もグラデーションがあるのではないでしょうか。性的マイノリティといっても沢山のカテゴリーがあり、またその中でも様々で、それを常識とか文化などで押さえてしまうのはおかしいのではないでしょうか、人間らしく、自分らしく、生きていいというのなら、自分の生き方も見つけてもいいのではないでしょうか。

私は、やっと自分がこれからどのようにして生きていくのか、少しだけに見えてきた気がします。私は「トランスジェンダーとして生きていくんだな」と感じています。たぶん辛いことも悲しいことも覚悟して戦う、いや戦いではなく共存していきたいと思っています。



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■【6】「秋田弁だば まんず おもしれー」(秋田おばこ編) ☆彡
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                    ■  へちゃ ■
                            
                                         秋田おばこ


「○○さんは、『へちゃ』だよ」と言われたらどう対応しますか?
関西でなら、そんな人がいても、こちらは別にかまいませんよね。
ところが秋田なら、ちょっと身構えます。
それも、個人情報やプライバシーに関して、ガードを張らないとあとで困ることに……。
へちゃ、とはお節介、おしゃべりのことです。
しかも放送局を兼ねたような人で、お上品に言えば『おへちゃ』です。
形容詞の比較級というところでしょうか。
最上級なら『へちゃむくれ』。
こんな名誉称号をもらわないように、口は戸締まり用心!



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■                    ★彡☆彡
□【7】今月のフフフ                 ☆彡
■                                    ★彡
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                                            風

知り合いの家に行ったところ、洗面所の鏡に黒い蚊が一匹、張り付いてました。
大きな指紋といっしょに・・・。
尋ねたところ「蚊への見せしめ」だそうです。
「蚊にも目があるし、こんど来たらこうなるぞって、見えるようにした」
とのこと。それで効果のほどは? と聞いたところ、バッチリだそうです。
うちもまねしようかしら。             



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□                ☆彡☆彡☆彡
■【8】ハンガリー追想(9)                 ★ ☆
□                         ★彡★彡
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                                      シュー・マームラ

 少々突飛かもしれないが、今回はタクシーについて書いてみる。約15年以
上前の話で、今の話ではない。

 ブダペスト空港到着後の交通手段は、仕事のパートナーが車で出迎えてくれ、空港からブダペストか直接地方に移動していた。人数が多い時には、タクシーを利用した。空港にはタクシーが待っているのだが、パートナーたちは空港のタクシーは高額の料金を吹っ掛けるのが常だといって、自分たちの信頼するタクシー会社に電話で依頼していた。ところが、入管手続きに時間かかることがあるので、到着ロビーに私たちが姿を見せてからタクシー会社に電話する。そのため、1時間近くも待たされることもあった。しかし、空港で待っているタクシーは絶対使わないと頑として譲らないので、素直に従っていた。

 空港のタクシーは、特に経済の自由化政策後ベンツなどのヨーロッパ製の高級車になっていった。地元の人たちが利用することはほとんどなく、これらタクシーは外国の人たちを狙っているようだった。人足が一時途切れ、次の到着便が来るまで運転手たちは数人が輪になり車の外で話をしているが、とてもおしゃれなのだ。予約したタクシーの到着を待ちながら見ていると、「安くするので乗らないか」と英語で声をかけてくる。
彼等は、英語が使えるのだ。社会主義時代、高等教育では英語をはじめ様々な語学を学ぶ機会はあるが、義務教育では、ロシア語が必須だったと聞いた記憶がある。中古だと思うがベンツを購入でき、英語も使えるとは、彼らは時代の変化の隙間を上手く利用していたそれなりに裕福な人たちだったのだろうか。

 タクシーは街中ではあまり見かけなかったが、一流ホテルや観光地の近くではベンツタクシーが多く停まっており、近くを通ると声をかけられる。自由化への変換期で取り締まりが徹底しておらず、これらのタクシーはメーターを設置していないか、設置していてもメーターを倒さない。しかし、決して一流ホテルの正面に彼らはタクシーを乗り入れることはない。ホテル側は、利用客のために自主的に規制をしていたのだろう。
 仕事のパートナーから、利用していいタクシー会社の名前を聞いていた。しかし、一度だけ急いでいたため、ホテルの近くでタクシーを拾ったことがある。まず、「○○へ行きたいけど、いくら」と聞くと、通常のタクシーより2倍ほどの値段を提示された。2倍というのはまだ良心的、近距離、そして急いでいたこともあり、そのタクシーに乗り込んだ。タクシーにはメーターが設置してあったが、動き出してもメーターを倒さない。「約束の料金より高い料金を請求されたら困るから、メーターを倒してほしい」とお願いすると、「必ずさっきの値段で行くから」と言われた。目的地では、約束通りの金額を払い、妙に納得し、満足してしまった。

 しかし、パートナーのゴビさんに会って話しをすると、とても悲しそうな表情をした。彼女は、経済システムの急激な変化で、これまで長期失業を生み出してこなかった国で、人々が生きていくために選ばざるを得なかった、あるいは時代の混乱を利用している様々な現実を目の当たりにするたびに、憂えていたんだろうな。



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■【9】イベントのお知らせ         ☆  
□                       ★彡★彡 ☆彡
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1.体験!フィールドワーク市民塾2「大阪の寄付文化と天満天神繁昌亭」
2.行動する団塊世代のための社会参加きっかけづくり講座
  レクワク・シリーズ「市民プロデューサーになろう!」(その1)全5回


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1.体験!フィールドワーク市民塾2「大阪の寄付文化と天満天神繁昌亭」
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「水の都の八百八橋」と謳われた大阪の橋の多くは、江戸時代に裕福な商人た
ちによって架橋されたものです。また、大阪の主要なランドマーク、中之島中
央公会堂、大阪城、通天閣などは市民の寄付によって、建設・再建されました。
このような大阪の市民自治や寄付文化は、大いに誇ってよいものだと言えるで
しょう。

 しかし近年、大阪のこの良き伝統が、経済的な地盤沈下にともなって徐々に
薄れてきている……と感じている人も多いのではないでしょうか。ところが、
昨年の9月15日に市民の寄付によって開場した落語の定席「天満天神繁昌亭」
は、本年5月25日に十万人目の入場者を迎えました。このニュースに接して、
「大阪の寄付文化もまだまだ捨てたものではない」と再認識した人も多いはず。

 今回の市民塾では、「繁昌亭」発足に際して多大な尽力をされた、天神橋筋
商店連合会会長の土居年樹さんをお迎えし、その経緯と大阪商人の心意気を大
いに語っていただきます。また、天満界隈の歴史スポットなどを探索し、天満
天神繁昌亭(残念ながら当日休館のため落語観賞はできません)まで歩きなが
ら、大阪の寄付文化や自治について学びます。

講   師:土居 年樹さん(日本の観光カリスマ百選認定)  

日   時:2007年 9月1日(土) 午後1時〜5時半

集合/会場:大阪ボランティア協会 北区同心事務所  

参 加 費:1000円  ※当日お支払いください。

持ち物など:筆記用具、傘(原則雨天決行)。まち歩きがしやすい服装でお越
しください。

申し込み先:下記の参加申込書をFAXでお送りください。
必要項目を、下記のEメールにいただいても結構です。

※お申込いただいて1週間以内に受付連絡をいたします。連絡がない場合は、
 下記まで確認のお電話をお願いします。

※やむを得ない事情でキャンセルされる場合は、速やかに事務局までご連絡く
 ださい。

申し込み締切:2007年8月29日(水)(定員30名、先着順)
※定員に余裕のある場合は、締切日以降でも受付けますので、お問い合わせく
 ださい。

主   催:社会福祉法人 大阪ボランティア協会http://www.osakavol.org/
〒553-0006大阪市福島区吉野4-29-20大阪NPOプラザ100号
電話06-6465-8391 FAX06-6465-8393 Eメールnpo@osakavol.org 担当:塚本

■プログラム
13:00〜15:00 土居 年樹さんのお話
       「大阪がもったいない〜商いと文化の街とり戻し作戦」 
15:00〜16:30 フィールドワーク「天神橋筋商店街〜繁昌亭を歩く」
16:30〜17:30 ミニレクチャー「大阪のフィランソロピーについて」+
                            ふりかえり
(終了後、天神橋筋商店街付近で交流会を予定しています。ぜひご参加を!)


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2.行動する団塊世代のための社会参加きっかけづくり講座
  レクワク・シリーズ「市民プロデューサーになろう!」(その1)(全5回)
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団塊世代の皆さま、そして市民活動関係者の皆さまへ

まだまだ残暑厳しい折ですが、9月も中旬になると、涼しい秋風がそよぎ、
清新な気分になることでしょう。そうすると、なにか新しいことを始めたい、
という気持ちになる方も多いはず。

団塊アクションネットワークでは、そんな皆さんのために、社会参加、
地域参加のきっかけ作りのための連続講座を設けました。

9月15日スタートです。

講座の詳細については、下記をお読みください。また、下記の広報文は、
メーリングリストやメルマガへの転載自由です。お知り合いの方がたや
団体への広報方、どうぞよろしくお願いいたします。


以下 ≪転載大歓迎!!≫
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┃   平成19年度大阪市生涯学習ネットワーク事業
┃   行動する団塊世代のための社会参加きっかけづくり講座
┃◆ …………………………………………………………………………………
┃ レクワク・シリーズ 市民プロデューサーになろう(その1)(全5回)
┃ 「ネクストステージのための棚卸し」 
□ ==============================================================
┃   *レクワクとは、レクチャー(座学)とワークショップを行う講座
┃   *市民プロデューサーとは、自分で提案でき、仲間を作り、
┃    行動をプロデュースする人のことです。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
┏┓ 人生、お金と健康だけじゃない。。。。。。
┗■ 私たちには、まだまだ「アクション!」というかけ声が似合う


対象者: 団塊世代 (1943-53年生まれ)

日 時: 2007年9月15日 土曜日 14時 〜18時

 ■┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ■┃講座内容:「ネクストステージのための棚卸し」              
 ■┃                                            
 ■┃団塊世代には豊富な経験と様々な知識や技術を持っている人が多
 ■┃く、いろんな市民活動組織から活躍を期待されています。しかし、  
 ■┃地域での活動経験に乏しいため、参加をためらっている人も多い  
 ■┃のではないでしょうか?あなたに秘められた力に気付き、社会に  
 ■┃活用するための道を探ります。                       
 ■┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

講師:太田 昌也 氏(市民と暮らし研究所・所長)
1947年三重県生まれ。元大阪ボランティア協会常務理事。点訳活動に始っ
たボランティア活動は約40年間に亘り、企業とボランティア活動の経験の双方
を生かした視点を持つことから、全国各地から講演依頼を受けている。著書に
「二足のわらじを軽やかに 〜ボランタリーな生き方のススメ〜・大阪ボラン
ティア協会」、「ワークショップを使って(共著)・日本青年奉仕協会」

場 所: 飛鳥人権文化センター 大阪市東淀川区東中島3-14-32 
     TEL 06-6323-6721 
     http://www.city.osaka.jp/shimin/shisetu/02/asuka.html
     阪急京都線「崇禅寺」下車すぐ・阪急千里線「柴島」徒歩5分

参加費: 500円

定 員: 20名(先着順)

お問合せ・申込み:
「お名前」・「連絡先あるいはメールアドレス」(必須)を下記のいずれかの
方法でご連絡ください。「期待されること」や「参加動機」などもお書きくだ
さい。
●メール     :info@dankaiaction.jp
●ホームページ   :http://dankaiaction.jp
●電話・ファックス:06-6428-1402(担当:今村)
ご連絡いただきました個人情報は、主催者および講師以外の第三者に提供する
ことはありません。

※2〜5回のさらに詳しい内容は、
http://dankaiaction.jp/lectures/series.html
をご覧ください。2回目以降の講座もぜひご参加ください。
2〜4回は事例から一緒に考え、5回目では今後の行動の可能性を考えます。
2回目以降のプログラムの簡単な紹介を下記にしておきます。

       ※  ※  ※  ※  ※  ※

☆その2: 市民の視点「利用者のプロ」から行動へ!
日時: 10月20日(土) 13時〜17時
場所: 大阪市立住まい情報センター5階研修室(地下鉄天神橋筋六丁目すぐ)
講師: 小山琴子氏  おんなの目で大阪の街を創る会代表

☆その3: 企業戦士、シナリオのない魅力!?の世界へ!
日時: 11月24日(土) 13時〜17時
場所: 大阪市立総合生涯学習センター研修室(大阪駅前第二ビル5階)
講師: 河西実氏  ベンチャー企業社長・NPO法人理事

☆その4: 一歩踏み出せば、活動はひろがる!
日時: 12月15日(土) 13時〜17時
場所: 大阪市立総合生涯学習センター研修室(大阪駅前第二ビル5階)
講師: 錺栄美子氏  なにわ語り部の会

☆その5: 自分で「活動」を創るプロデューサーになろう!
日時: 1月19日(土) 13時〜17時
場所: 大阪市立総合生涯学習センター研修室(大阪駅前第二ビル5階)
講師: 吐山継彦氏 言葉工房主宰、市民活動総合情報誌「Volo」編集委員長



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★【10】 編集後記                     ★☆★
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 最近とみに人が他人に対する配慮に欠けるようになったと感じている。駅前商店街の無料の自転車置き場を、短時間自転車を置くときには利用している。先日、買い物を終えて自転車を取り行ってびっくりした。通路に自転車が縦横とも3列に置かれ、自転車のあるところにも行けない状況になっていた。自分さえ置ければいいという感覚だから、他人が自転車を出せなくなることを想像することもないのだろう。それにしても10人もの人たちがそんな想像力もないとは情けない。結局一旦何台も動かし私のものを出したが、その後何人の人が同じことをしたのだろうか。            (スー)
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    編集:市民ライター通信編集委員会
    編集者:今村澄子 発行者:吐山継彦
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